腹腔鏡手術とは?
腹腔鏡手術とは、おなかの皮膚に小さな孔を3箇所程度開け、トロッカーと呼ばれる筒状の器具を挿入、その中にチューブを通してLED光源、カメラ、二酸化炭素ガス、鉗子や止血のための器具などを腹腔内に到達させ、テレビモニターに映し出された拡大画像を観ながら行う手術です。
腹腔鏡手術は、従来の開腹手術に比べて①傷が小さく、②痛みも少なく、③術後の回復も早いという特徴があります。体への負担を抑えられる低侵襲な手術法であることから、“動物にやさしい手術”として獣医療界でも導入されるようになりました。
腹腔鏡による避妊手術のイメージ
おなかに開けた3(2〜4)カ所の孔から器具を挿し込み手術する腹腔鏡手術。体格が大きくなればなるほど開腹手術との見た目(手術痕)の違いが顕著になります。
傷口の比較
従来手術での傷口が10~15cmであるのに対して腹腔鏡手術では1cm以下の傷口が3つです。
腹腔鏡手術
開腹手術